上人橋通り物語 第十七話

 

そんな京都で勉強したことを

僕たちなりにアレンジして、

メニューや店作りをしていった。

8カ月してやっとお客さんが入り始めた。

 

スタートダッシュの失敗は大きかったけど、良き経験にもなった。

 

そんなドラマみたいにいかないよね。

江里先生と取っ組みあいしながらできたお店が大繁盛した!

なんて、、、。

 

故・江里先生へ

あの約束の10年が経ちそして

20年経ちましたよ。

まさかここまで続くとは思ってもいませんでしたよ。

 

金を残すは下なり。

名を残すは中なり。

人を残すは上の上なり。

 

先生は作品と人を残しましたね。

この上人橋通り店から多くの卒業生が出て活躍してますよ。

もちろん僕も残ってますよ。

あの頃のドタバタが彼等の良き経験になってるみたいですよ。

僕には阿鼻叫喚でしたけど。(笑)

 

江里先生は天国からこれを読んで笑ってますよね?

「いいんじゃな〜い」って(笑)

 

そして、僕達と江里先生はこれで終わりじゃなかったんですよね。

やっと満席を経験した2005年4月からすぐになんと!

夢をまた追いかけてた。

 

2005年8月 

焼とりの八兵衛は

江里デザインによる

sushi&kushiレストラン【sushi ko】をロサンゼルス🇺🇸にオープン‼️

 

僕は馬鹿なのか? 

 

うん?

え? 

 

つづく

店主 八島 且典