伊勢丹バンコク八兵衛開店スタッフ忘備録 その1 清水良

以下、スタッフ清水の忘備録です。

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11/30~12/10の10日間、タイに行かせて頂きました。タイに行くとしか聞いていなかったので、自分が何をすればいいのか明確ではありませ んでした。行きの飛行機の中で自分なりに考えたのが、現地人スタッフの育成と指導、そして海外での八兵衛の可能性を見てくるという事でした。

しかし、タイ の八兵衛とスタッフ達を見ながら少しずつ自分がやるべき事が見えてきたので、自分なりに紙にまとめて冷蔵庫に貼りました。

-mission-
タイのバンコクで八兵衛を最大限に再現し、タイという国でこそできる独特な八兵衛を作る。

⚫︎八兵衛4つの約束
・最高の笑顔
・大きな声で、いらっしゃいませ
・大きな声で、ありがとうございます
・大きな声で、はい

⚫︎八兵衛は焼とり屋
タイという地でありながら、日本人でも唸るような最高の焼とりを提供する

⚫︎現地スタッフも八兵衛の一員
現地スタッフ達がただお金の為に働くのではなく、八兵衛の一員として誇りを持って働けるようにする

⚫︎100%現地人(タイ、ミャンマー)
僕たち日本人の八兵衛スタッフがいなくても、現地スタッフだけでお店を回せるようなシステムを構築する

⚫︎最終目標
ゆくゆくは現地スタッフ自ら新しい八兵衛を作っていけるように

これは元々忘れずに意識できるようにと自分の為に勝手に作ったものなので見せるのも恥ずかしいのですが、エポックさんが見て翻訳してくれる事になりました。

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スタッフ達は皆が一通り料理を作れますが、ポジションが決まってませんでした。
なのでポジションを決めて、一人一人がやることを明確化し、リーダーにス タッフをそれぞれのポジションに振り分けさせました。
しかしスタッフが抜けて人手不足なのと、2時間ずつの休憩を回さないといけないので、なかなかうまい こといきません。僕たちはなるべく何もしないようにしていましたが、手伝わずを得ない状況も多々ありました。

発注に関しても僕たちがしていたので、今航也さんが彼らで発注できるようにしてくれています。発注書と食材管理表を作って翻訳して貰っているので、後は彼ら自ら形にしていくしかありません。

結局僕は彼らだけで安心してお店が回せる状態を見届けることが出来ずに帰ったので、とても心残りです。
後は航也さんがいるので、連絡をとりながら状況を教えてもらいます。

もっと出来たはずなので、とても悔しいですが、、

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正直なところ、バンコクの八兵衛は焼とり屋らしくありません。
串が殆ど出ません。(最近は少しずつ出るようになりましたが)
オープンしてからも、亮太さんと航也さんが美味しい焼とりを出せるように試行錯誤し、ネギマ・つくね・えのき巻など改善されました。
八兵衛の串は高温の炭 で焼くことを前提で刺されているので、電気では時間がかかるし水分が飛んでしまうので、指す肉の大きさを小さくする事も考えています。

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聞いた話によると、フロアの全店舗のランキングで売り上げやオーダー数は八兵衛が3位です。クレンリネスは1位らしいです。

僕は今回のタイ出張でたくさんの事を学び、考え、経験させて頂きました。タイに行けるようにしてくださった大将・会長を始め全ての方に本当に感謝しています。

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タイにいながら自分がまだまだ未熟であることを痛感しました。これからもどんどん成長していきます!